金管楽器とは

トランペットやトロンボーン、チューバといった金属でできた楽器のことを金管楽器と呼びます。管で複雑に構成されている楽器です。基本的に管の部分は全て取り外すことが可能で、お手入れすることもできます。

複雑に構成されており、ほとんど分解することが不可能な木管楽器との大きな違いが、「全て分解できるかどうか」です。金管楽器のピストンや抜き差し管を外し、水洗いや手入れ用品を活用して掃除することで、自宅でも手軽にお手入れができます。

ピストンや抜き差し管には汚れが溜まりやすいため、定期的な掃除とメンテナンスが必要です。

お手入れ不足のリスク

汚れが溜まりやすい傾向にある金管楽器のお手入れを怠ることで、緑色の汚れの沈殿が発生します。美しい金属の色合いが損なわれることで、楽器としての価値が下がってしまうのです。

細やかなお手入れを怠り膜状の汚れが蓄積されていくことで、管楽器の中にヘドロが沈殿する可能性もあります。ヘドロが溜まりすぎると、音質が損なわれるなど、演奏にも大きな悪影響を及ぼします。

一度汚れが沈殿し、固まると自力で掃除しても落とすことができなくなります。長くお手入れを怠ることで、楽器の見た目にも、音質にも大きく影響を及ぼしてしまうため注意してください。

特に、質預かりや買取を希望した場合は、楽器の状態が価格に大きく影響を与えます。汚れが沈殿し、うまく音が出ない場合や、見た目に悪影響を与える錆やヘドロの蓄積が感じられた場合、買取してもらえなかったり、質預かりを断られたりする場合もあるでしょう。

お手入れの方法について

金管楽器に蓄積されがちな汚れを定期的に掃除する際は、クリーニングロッドと呼ばれる棒状のアイテムにガーゼを通し、細い管に入れて掃除を行います。細かい部分まで丁寧に掃除することができるため、錆やヘドロの発生を防ぐことが可能です。

ガーゼにしみこませるオイルも、楽器によって異なります。手持ちの楽器に合った手入れ用品を整え、使用後はしっかりと掃除しましょう。汚れがあまりにひどい場合は、丸洗いもおすすめの掃除方法の一つです。

数ヶ月に1度程度洗うことで、清潔に保つことができます。楽器を長く丁寧に使用し続ける場合や、買取や質預かりのために整える際はおすすめの掃除方法を活用してみてください。