質屋の得意分野を確認する

「貴金属に特化している」「ブランド物に強い」など、質屋によって得意とする分野は異なります。得意分野に合致する品物を持って行くと高額査定の可能性が高まるため、まずは主な取り扱い分野を確認してみましょう。

複数の品物を持って行く

査定額を上げるなら、単品ではなく複数の品物を持って行くことも効果的です。1品あたり20,000円だったとしても、複数の品物を組み合わせることで合計150,000円になるケースもあります。なお、複数の品物を質入れする場合、一つずつ別々に戻すこともできます。
例えば、査定額30,000円の時計とバッグ、査定額40,000円のアクセサリーを質入れして100,000円を借りたとします。預かり期間1ヶ月の間にバッグを戻したいときは、元金30,000円＋利息分を支払えば受け戻しできます。
ただし、受け戻しすると残りの元金は70,000円となります。元金が変わることで利息も変動するため、大幅に跳ね上がる可能性がある点には注意が必要です。

元金を早めに返して利息を減らす

利息を減らすには、元金が全額貯まるのを待つよりも早めに返したほうがいいケースがあります。例えば、4月1日に利息3％で30万円を借り、5月1日までに元金の半額15万円と利息9,000円を返した場合、利息は残りの半額分で再計算します。10万円～30万円未満の利息が4％なら6,000円です。
このように、元金が少ないほど利率は上がりますが、6月1日までに全額返済すると仮定すると、元金30万円と利息9,000円＋6,000円でトータル31万5,000円です。元金の30万円を6月1日にまとめて返した場合、利息9,000円が2ヶ月分必要となり、トータル31万8,000円となってしまいます。お金の都合ができたら早い時期に多めに返し、利息を減らして月々の負担を抑えることをおすすめします。

買取に切り替えて現金を増やす

質入れの利用後、さらに現金が必要になった場合は買取に切り替える方法もあります。質入れの金額と比較すると買取は高値になりやすく、相場の状況によってはさらに高額査定を見込めるケースも少なくありません。例えば、高級ブランドの人気腕時計を150万円で質入れした場合、買取に切り替えたら250万円に価格が上がったというケースもあります。需要が高く、在庫の少ない品物ほど買取価格は上がる傾向があるため、現金が必要なときは検討してみるとよいかもしれません。

なお、買取に切り替えた際は、買取価格から利息と元金を引いた額を借りることになります。借りたお金をすべて返すのが難しい場合、質流れにするより買取に切り替えたほうがいいことが多いです。