ネット

フリマアプリが台頭するまでは、個人の楽器の売り先といえば、ネットオークションが主流でした。

ネットオークションには、質屋や買取業者、販売店などのプロも参加しているので、出品数が多いことが特徴です。

• メリット

オークション形式のため、状態が良い楽器や人気メーカーの楽器などは、購入希望者が多く価格が上がるため、予想よりも高値で売れる可能性があります。

アプリやパソコンを使って、いつでもどこでも簡単に出品することができます。

• デメリット

楽器を撮影して状態を確認するなど、出品するまでに手間がかかります。

他にも、発送も自分で行う必要があるため、梱包資材を用意したり、運送業者に持ち込んだりと、出品後にも手間がかかります。また、万が一トラブルがあった場合、届けた後もフォローが必要となります。

フリマアプリ

個人が不要になった品物を売る場所として、主流となっているのが、フリマアプリです。オークションとは異なり、出品価格が売却価格となります。

• メリット

出品価格が売却価格となるので、売りたい価格を自由に設定することができます。

• デメリット

フリマアプリは値下げ交渉が可能なので、出品価格を慎重に設定する必要があります。

また、ネットと同じく出品や発送の手間がかかり、多くのフリマアプリはスマホでしか出品することができません。

質屋

ギターなどの楽器の売却先の定番が、歴史のある質屋です。

• メリット

楽器を質屋の店頭に持ち込むだけなので、写真を撮ったり状態を確認したりする手間が、一切かかりません。

また、専門家が査定を行うので、正しい査定額で売ることができます。さらに、ネットやアプリの場合は、いつ売れるかわかりませんが、質屋ではすぐに買取してくれます。

• デメリット

特に、若い世代では質屋を利用したことがない方が多いため、敷居が高く感じられる場合があります。

このように、質屋とネットやアプリには、それぞれメリットとデメリットがありますが、手間をかけずに適正価格で売りたい方や、すぐにギターをはじめとした撥弦楽器やトランペットなどの管楽器を現金化したい方には、質屋をおすすめします。東京で買取・質預かりでしたら、かづさや質店にお任せください。

製造年

楽器の査定では、ビンテージやアンティークを除き、製造年を必ず確認します。

一般的な楽器の場合、古くなるにつれ壊れやすくなるため、製造年が古くなるほど、査定額が低くなります。

ただし、ビンテージやアンティークの楽器の場合は、製造年が古くても高額査定となるケースもあるので、質屋に査定を依頼する前に、製造年を確認しておきましょう。

キズや汚れの有無と程度

質屋が買取した楽器は、様々なルートで販売するため、楽器のキズや汚れの有無と、程度を確認します。

キズや汚れがある楽器は、査定額が下がってしまうので、高額査定を希望するなら、査定を依頼する前に、できるだけきれいにしておくことが大切です。

ただし、中の汚れが気になるからといって分解してしまうと、故障の原因にもなるので、表面だけの掃除にとどめておくことをおすすめします。

付属品の有無

楽器の多くには、保証書や取扱説明書、外箱やケースなどの付属品がついています。

付属品が揃っているかどうかも、査定額に大きな影響を与えるので、査定を依頼する前に、すべての付属品が揃っているかを確認しておきましょう。

付属品が揃っている楽器は、大切に使用されていたり、購入後ほとんど使用していなかったりするため、状態が良い傾向があるので、査定額が高くなる可能性があります。